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靴の豆知識

靴ヒモの通し方

オーバーラップ

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最も一般的な通し方。
シューレースは上向きで弾力性があり締めにくいが緩みにくい通し方。
スニーカーやトレッキングシューズに多用される。

 

オーバーラップ応用編

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足首のそばのアイレット2つを残してシューレースを通す。
(そこまではオーバーラップと同じようにシューレースを通す。)
残した2つのアイレットを利用して小さな輪を作り、その中にシューレースを通し締めます。大変緩みにくい
通し方。

 

アンダーラップ

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オーバーラップの逆。
シューレースは下向きで締め上げるには良いが緩めにくい。(但し、履いていて緩みやすい。)
フィット感重視の絞め方であるためハイカットシューズやブーツなどに多用される。

 

パラレル

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シューレースの締まりが良く弾力性に富むので長時間歩く時に適している。
また、緩めやすい上、シューレースの左右の長さ調整も簡単に出来る。
外見上はシングルと同じだが、シングルより若干カジュアルな感じになる。

 

シングル

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最も伝統的な通し方。
ドレスアップシーンに最適(→スポーツには向いていない)。
締めやすいが緩みやすく、左右のシューレースの長さ調整も面倒である。

靴の製法

靴の製法とは、甲部(アッパー)と底部(本底)を接合する底付けの方法を言う。これは大別すると三つの方法があり、さらにそれらを組み合わせたものもある。糸で縫い付ける方法、接着剤で貼り付ける方法、一体成型する方法などがある。今回は、あくまでも手縫いにこだわり、(1)ステッチダウン、(2)マッケイ・プロセス、(3)ハンドソーン・ウェルト、(4)オパン力、(5)ノルウィージャンの五つの製法を、写真と図でわかりやすく説明したものである。他にも(6)ステッチダウン-A、(7)グッドイヤー・ウェルト、(8)ブラックラピド、(9)ノルウィージャン・ウェルテッド、一般的な(10)セメンテッド、(11)カリフォルニア式(プラット式)、(12)バルカナイズ式、(13)インジェクション式等がある。    

以下の解説図などは、(1)~(9)『手縫いの靴のすべて』より抜粋/(10)~(13)ムーンスターホームページより抜粋

 

 

(1)ステッチダウン
   
1pdf_1.jpg この方法はアッパーを外側に出してつり込む方式で、やり方は色々あるが、今回は裏革(ライニング)を中底(インソール)につり込み、表革と中板(ミッドソール)を出し縫いしてその後、本底(アウトソール)を接着剤で着ける。
   
(2)マッケイ
   
2img105db0858_1.jpg アッパーをつり込んだ後、靴型を抜きアッパー、中底、本底をダシ縫いし底付けする方法。
   
(3)ハンドソーン・ウェルテッド
   
3img105db3421_1.jpg 中底を左図の様に包丁で加工し、中底、裏革、表革、ウェルトの四枚をスクイ縫いし、その後ウェルトと本底をダシ縫いする。
   
(4)オパンカ
   
4img105db3947_1.jpg 本底とミッドソールを接着し、ダシ縫いする。
ミッドソールを水でぬらし木型に貼り付けクセ付けをする。
アッパーを中底につり込み、あらかじめクセ付けしておいたミッドソールを接着剤で貼り付ける。その後ミッドソールと表革をスクイ縫いする。
   
(5)ノルウィージャン
   
5img105db4845_1.jpg 左図の様に中底を加工し、中底、裏革、表革をスクイ縫いして、その後補強のため甲革を貼り、中板とダシ縫いをする。次に中板と本底をダシ縫いする。
   
(6)ステッチダウン-A
   
6img105db2553_1.jpg 中底を甲革で巻き込んで、直接だし縫いし、本底を接着したもの。
   
(7)グッドイヤー・ウェルテッド
   
7img105db5446_1.jpg グッドイヤー・ウェルテッドは、初めから中底にリブを付けておき、機械でスクイ縫いをする。1897年C.Goodyear.Jrによって考案。
   
(8)ブラックラピド
   
8img105db5720_1.jpg アッパーをつり込んだ後、靴型を抜きアッパー、中底、中板をダシ縫いし、そのあとウェルト、中板、本底をもう一度ダシ縫いをする。
   
(9)ノルウィージャン・ウェルテッド
   
9img105dc0037_1.jpg ノルウィージャンにL字に曲げたウェルトを付けスクイ縫いをした
もの。
   
(10)セメンテッド(セメント)
   
manufacture04.gif 中底を木型に仮止めし、アッパーを吊り込む。表底を接着剤で接着、プレスする。
構造上、簡単で大量生産に最適。
コスト面で安価に製造可能。
デザイン面で制約が少ない。
 
   
(11)カリフォルニア
   
manufacture05.gif 中底を木型に仮止めし、アッパーを吊り込む。
裾テープを巻き込み、中物(クッション材)を詰め表底を貼り付ける。
外観、履き心地ともにソフト。
巻き込んだ裾テープがプラットフォーム風に見える。
 
   
(12)バルカナイズ
   
manufacture06.gif 吊り込み済みのアッパーに底金型をセットし、未加硫のゴム片を
金型に入れ、加熱して加硫圧着しながら同時に本底を成型する。
底とアッパーの結合が強く、底はがれの心配が少ない。
接着と成型を同じに行うため無理がなく形くずれが少ない。
 
   
(13)インジェクション
   
manufacture07.gif 吊り込み済みのアッパーに底金型をセットし、液状の合成樹脂を
金型に入れ、加熱接着しながら同時に本底を成型する。
底とアッパーの結合が強く、底はがれの心配が少ない。
接着と成型を同じに行うため無理がなく形くずれが少ない。
 

『手縫い靴のすべて』『ムーンスターホームページ』より抜粋

用語集

アイレット   アッパー
     
シュー・レース(靴紐)を通す穴に取り付けられている金属、プラスチック製の飾りのことで鳩目ともいう。単に靴紐を通す穴を指すこともある。鳩目は少ないほどドレッシーとされる。   靴の甲部分の呼び名。
     
アウトサイド・クオーター   アウト・ソール
     
ヒール部を補強する革の事で、靴のデザインもかねている。真一文字に盛り上がった補強になっているものをスキー・モックという。    靴の外側のソールすなわち地面に接する靴底部分でレザー、ラバーのものがある。
     
イン・ソール   ウェルト(welt)
     
靴の内側のソールすなわち中敷き。   ウェルト製法で、アッパーとアウト・ソールを縫いあわせる時に使う中間の部品。
     
オックスフォード   オーバーレイ・プラッグ・シューズ
     
甲をシュー・レースで編み上げるいわゆる紐靴(くるぶしより下の短靴)の総称。   Uチップ の別称。
     
オペラ・パンプス(Opera Pumps)   コバ
     
パーティの際、タキシードとあわせて着用するリボン付きの特別なスリッポン。   靴底の縁のことをいい、製法によってはこの部分でアッパーとソールを縫いあわせている。
     
コンタード・インソール   シュー・ツリー
     
足の裏の凹凸に合わせて作られたインソール。   いわゆるシュー・キーパー。
     
シュー・ホーン   シュー・レース
     
いわゆる靴べら。   靴紐のことでシュー・ストリングともいう。防水性のあるロウ引き丸やガス丸、ガス平、石目平、安全靴、ワーク、カジュアル等がある。
     
シャンク   ストレート・トゥ・キャップ
     
土踏まず部分のこと。靴が体重で歪まないよう中底に挿入されるスチールのことをさすこともある。このスチールは歩行時の足の返しをよくする役目も果たす。
 
  ストレート・チップ の英国での呼び方。
     
スリッポン   セミブローグス
     
紐や金具留めのない足を滑らせて脱着するタイプの靴で正式には「Slip-On」。   ウィングチップではないがブローギングが施されているタイプの靴。
     
ソール   タッセル
     
靴底部分(イン・ソール、アウト・ソール、ミッド・ソール)全体の総称で多くは靴底(アウト・ソール)のことをさす。   バンプ部分についた飾りのこと。
     
ダブル・ソール   トゥ
     
ソールの底材を2枚使用した厚みのあるソール。   靴のつま先部分のことで、形状によりラウンド・トゥ、スクウェア・トゥ、足の形にそって斜めにカットされたオブリック(oblique)・トゥ等がある。
     
トップ・ライン   トップ・リフト
     
靴の履き口のこと。   靴の踵の地面に接する底面のことで、全てが革でできたフルレザー・トップ、切れ込みが入ったキイドヒール、全面ラバーのフルトップ・ラバー等がある。
     
ノーウィージャン・オックスフォード   ノーウィージャン・フィッシャーマンズ・シューズ
     
Uチップ の別称。   ローファー の別称。
     
バーガンディ   バルモラル
     
靴に良く使われるブドウ色のことで、メーカによって赤茶やこげ茶のような色のものもある。   靴紐を通す羽根が縫い付けられておりV字に開いているのが特徴の靴で内羽根式ともいう。英国ビクトリア女王夫君アルバート公が1853年に考案。
     
パンチド・キャップ・トゥ   バンプ
     
ストレートチップのキャップ部分にメダリオンの穴があるタイプの靴。   アッパーの前部のことをいい、俗に「バンプが長めの靴」等の表現に使う。飾りの無いスリッポンをこう呼ぶこともある。
     
ビーフロール   ヒール
     
ローファーのストラップの端をロール上に盛り上げて取り付けたもの。   靴の踵のこと。
     
ヒール・カーブの穴   ビスポーク
     
製靴の過程で木型を仮どめした際できる踵上部に開いている穴のことで、靴の不具合ではない。   いわゆるオーダーメイド。ス・ミズーラともいう。
     
ピンキング   ブーツ・ジャック(Boots Jack)
     
ローファーのベロにあるギザギザの飾り。   ウェスタン・ブーツ等のロング・ブーツを脱ぐ時に使用する道具。
     
ブラッチャー   フル・ブローグズ
     
靴紐を通す羽根が外側にでているのが特徴の靴で外羽根式ともいう。1800年代初頭は羽根を広げやすく脱着が簡単なため軍靴にも採用。英国ではダービーとも呼ばれる。
 
  ウィング・チップの別称。
     
プル・ストラップ   ブローギング
     
ロング・ブーツの履き口のサイドもしくは後部についた指を引っかける部分のことでブーツの脱着に利用する。プルタブとも呼ばれる。   ウィング・チップのウィングにあるギザギザのカットのこと。
     
ベロ   ミュール
     
靴の甲部、アイレットの下にある舌状の泥よけのことで、舌革、タンともいう。   踵のストラップがない女性用のサンダル。
     
メダリオン   モカシン
     
靴の先端や周りにある「打ち抜き飾り」のことでウィングチップにはかかせない。   もともとは、インディアンが履いていた靴で足の下に引いた革を足を包むように持ち上げ、上側からもう一枚革をあててはぎ合わせたもの。現在ではU字のはぎ合わせのある靴の総称として使われる。
     
ライニング   ラスト
     
靴内側の裏張りのことで、内側全体を革で裏張りしたものをフルライニングという。一方、素材感を生かし、裏張りをしない一枚革の靴もある。   靴型(木型)のことで、靴全体の形状をさすこともある。

靴のお手入れ方法

*まずは履きおろす前の保革・防水・防汚スプレーのご使用をお勧め致します。

甲の素材/洗い方
天然皮革/表革
(スムース等)
水洗いは出来ません。汚れはブラシで落とし、専用クリーナーやクリーム等でお手入れして下さい。
>>天然皮革/表革(スムース等)シューケア用品
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天然皮革/起毛
スエード
ヌバック
ベロア等
水洗いは出来ません汚れは専用消しゴムで落とし、専用ブラシで毛並みをそろえて下さい。(あまり強くこすると、靴を傷つける恐れがありますのでご注意ください。)
>>起毛革(スエード/ヌバック/ベロア等)シューケア用品
 
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人工皮革
合成皮革
表革調、ヌバック調の素材は水でぬらした布で拭き、汚れのひどい場合は、表甲のみ手洗いして下さい。
起毛素材はブラシで汚れを落として下さい。
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合成繊維
キャンバス
洗剤はぬるま湯か常温水でていねいに手洗いして下さい。洗剤は中性洗剤を使用し、漂白剤を使用しないで下さい。また、変色の原因になりますので、すすぎを十分に行ってください。 洗濯マーク4.jpg
※特に白物の場合、水分の除去が不十分であれば、シミまた変色の原因になります。
※漂白剤や漂白性の強い洗剤を使用されますと変色、褪色を起こす原因となります。
干し方・保管方法
靴の型をシュートリー等で整えた上で、風通しの良い日陰を選んで乾燥して下さい。直射日光や高温な場所、ストーブ等での乾燥は、変形・変質の原因になりますのでお避け下さい。保管する場合は、湿気の少ない場所で保管して下さい。 洗濯マーク5.jpg

                                                    『㈱スピングルカンパニー資料』より抜粋

*詳しいお手入れ方法は⇒R&D CO.,LTD

靴を快適にお履きいただくためにご使用前に必ずお読み下さい。

靴をお選びいただく際のご注意

一般歩行用の靴は、通路・建物・乗物の中で安全快適な歩行ができるように作られております。
雨や雪の日、スポーツ等には、その目的に合った靴をお選び下さい。
靴を選ぶときには、「ご自分のサイズ・足の特徴」を良くご承知の上、お履きになってみて、無理のない履き心地の良い靴をお求めください。足に合わない靴をお履きになると健康を損なう原因ともなります。

 

靴をお履きいただく際のご注意

商品を長持ちさせていただくためには、少なくとも3日に一度は休ませてあげて下さい。お履きになる際には靴べらを使用し、靴ひもはしっかりお締め下さい。かかとをつぶしてお履きにならないでください。つまずき易い所や滑りやすい所の歩行にご注意ください。発汗等によりカユミ・カブレ等を感じた場合には直ちにご使用をお止め下さい。
*少しでも靴を傷み難くする為には、脱ぎ履きの際の紐の解く、結ぶといった基本的な靴の履き方」をお勧め致します。(履く時は靴の踵に足の踵をつけ紐を締め結ぶ。脱ぐ時は紐を解く。という基本的な靴の履き方をして下さい)」。紐には、靴を足に固定させる役割があります。

 

天然皮革について

天然皮革は素材の特性上多少の脱色・キヅ・色斑は避けられません。
皮革の種類によっては、表面の仕上がりが均一でなく一品一品風合いが違う場合があります。
また、環境保全や作業者の健康を守るため使用できる染色剤に制約があり、現在の染色技術では水分・湿気・摩擦により色落ちする場合があります。特に雨などに濡れたときは水分や汗の油分を吸収しやすく、シミや色落ちの原因になります。

 

ゴムソール・クレープソールについて

ゴムソール・クレープソールは弾力性・耐滑性に優れておりますが、濡れた路面(特にマンホール・タイル・鉄板)、凍結及び積雪のある路面においては滑りやすくなりますので、歩行にご注意下さい。また、揮発性物質・油性溶剤に触れますと物性変化を起こし、変形・変質(溶解)します。変質したものは元に戻りませんのでご注意下さい。白色系のゴムにおきましては、長時間の日光照射・照明照射により黄色く変色する場合があります。この現象は、ゴムの特性上避けることが出来ませんので取り扱い・保管にはご注意下さい。ゴムソールは保管状況(高温・多湿・照射)などにより、ある程度の期間を経過いたしますとご使用の頻度に関らずゴムソール自体や接着部分が経年変化を生じ、破損(ひび割れ・剥離・硬化)する場合があります。

あらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。

                                                      『㈱スピングルカンパニー資料』より抜粋

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